銀河縦横断ウルトラクイズ
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第5章
 1 2 3 4 5 6 7 8
第10章
 1 2 3 4 5 6 7 8
第4章
     5 6 7
第9章
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第3章
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第8章
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第2章
          10 11
第7章
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第1章

        

第6章
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★ウルトラと人類の歴史編その5★

○開催告知

ひとしきりの言い合いの後、晩御飯となりました。

「そうそう、このメールが届いていましたよポットちゃん」

トマちゃんが一通の銀河Eメールをスクリーンに表示させました。

“第950回銀河縦横断ウルトラクイズ開催のお知らせ”

「やーっと来たわね。今年こそエンタープライズに乗っちゃうからね!! トマちゃん、今年の
参加要綱の説明をしてちょ〜だい!」


○第950回銀河縦横断ウルトラクイズ参加要綱

「はいはい。では最初からご説明をいたしましょう。ご存知の通り、現在のウルトラは
この銀河系に住む人ならば年齢、職種、出身惑星、性別などは全く関係なく、
すべての人が参加することができます」

「ふむふむ。もぐもぐ」

「予選形式は去年と同じ方式でありますが一応ご説明いたしますと、この銀河を
500のブロックに分割し、参加を希望する人は自分の戸籍が存在するブロックの
予選会場にて第1次予選を受けます。

この各ブロックは人口比ではなく純粋にこの銀河系に属するすべての星々の
居住可能惑星の数によって構成されています。つまりは参加者の多いブロックもあれば
少ないブロックもあるという感じですね」

「はるか昔の高校生クイズってやつと同じ形式ね。もぐもぐ」

「そうです。人口比でなく惑星数で決めているので第2次予選に進みやすいところと
進みにくいところが出てきます。よって自分の戸籍をヘンピなところへ移している
ちゃっかりさんが何千万人もいるわけで。ポットちゃんもそうでしたね」

「よけーなことは言わなくてよろしいの!」


○問題アリ!?

「戸籍をヘンピなところへ移してもらうことで辺境星域をより開拓してもらおうという狙いも
あってそうなったらしいですがポットちゃんのように戸籍だけ移して銀河の中央星域辺りに
ちゃっかり住んでいる人も多くて最近問題になっているそうな」

「うぬぬぬぬ、失礼ね。頭がいいといってちょ〜だい!」

「大会中だけ戸籍のある地域に帰るというんじゃ〜ね〜」


○第1次・第2次予選概要

「んなことはい〜の! 予選のことをつづけてちょ〜だい」

「はいはい。でもって500の各ブロックごとに予選会が行なわれ、○×クイズによって
第2次予選へと進める100名をそれぞれに選出するわけであります。参加者の少ない
ブロックでも5万人以上、一番多いブロックですと500万人以上というとんでもない人数から
100名まで絞るわけで、各ブロックを勝ち抜いて第2次予選まで行けた時点で地元では
かなりの人気者になれます」

「今年こそはクイズドームに行くわよ〜!」

「その今おっしゃった人工惑星クイズドームが第2次予選会場となります。各ブロックを
勝ち抜いてきた100名×500でイコール5万人。この人たちが集まってクイズドームで
予選通過者100名に残るべく熾烈な○×クイズのサバイバルが行われます。初期の頃の
ウルトラはこの第2次予選レベルから始まったそうですがいまでは第1次予選の参加者が
全部で20億人を超えますからね。こうでもしないと絞り込めないわけですね」

★ウルトラと人類の歴史編その5★


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