銀河縦横断ウルトラクイズ
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第5章
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第10章
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第6章
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★ウルトラと人類の歴史編その7★

○会場へ行こう!

「で、いつの開催?」

「えーっとですねぇ・・・あ、来週の日曜日ですね」

「来週!? 随分短いのね」

「なんといっても950回も開催してきただけのノウハウを持っていますからね、銀河にょっテレも
。2週間あれば仕度は出来るんでしょ。あと会場の地元に住んでる人だったらどんな遠くの
星に住んでいても2、3時間で行けますからね。やっぱりポットちゃんみたいにちゃっかり
ごまかして遠くに住んでいる人達への嫌がらせも兼ねているのでは?」

「うぬぬぬぬ、銀河にょっテレも最近こすっからくなってきてぇ」


銀河縦横断ウルトラクイズの開催元である銀河にょっテレ(正しくは“銀河にょほほん
テレビ”)もいろいろ考えているようです。ところで現在ポットちゃん達がいる銀河の
中央星域から会場のある辺境の星域までどのくらいの時間がかかるのでしょうか?


○いそげ!

「でですね、計算してみたのですが、今からこのバツゲーム号でポットちゃんの参加会場の
あるチムニーロック星域にどんなに急いで帰っても、着くのは来週の金曜日の深夜って
とこでしょうか?」

「ななな! ギリギリじゃん! 何で早く言わないの!」

「いや、ですからさっき参加要綱が来たんですってば。だからいつもセコイ事しないで
近所の星域に戸籍を移せって言ってるじゃないですか」

「そんな話はあと! 急いで行くわよ! 遅れたら来年まで出られないじゃん!」

「はいはいはい。仕事もちょうどキリのついたところですし早速行きましょう」

こうしてポットちゃんの参加会場のある辺境のチムニーロック星域まで急いでいくことに
なりました。ところで燃料が少ないとか言ってませんでしたっけ?


○ツケのきく重水素スタンド

最新式の宇宙船を使えば高性能のワープ機能が使えるので1週間もかからずに
銀河の中心から辺境まで行けるのですが、ポットちゃんとトマちゃんの乗るバツゲーム号は、
今で言うならば原付バイクのようなもので、2週間近くかかってしまうのでした。ゆえに
寄り道せずに大急ぎで会場まで行かなくてはなりません。いつも仕事のときはのろのろと
運転していましたがウルトラに参加するとなれば話は別です。全力でツケのきく重水素
スタンドに宇宙船のエネルギーを補給しに向かいました。

「重水素スタンドが見えてきましたよ。いや〜なんとか着けましたね」

ホッとするトマちゃんです。しかし・・・・・・。

「ん? なんか入口の電光掲示板に・・・げ!!」


“店主が銀河ウルトラに参加のため当分休業いたします” ニコニコ重水素スタンド 店主

と電光掲示板を文字が流れていきました。2人とも目がテンです。


○どうすんの!

「そうだった! ここのオヤジは銀河ウルトラの熱烈ファンだった〜」

どうやら参加要綱を見て、いてもたってもいられなくなった店主がさっそくお店を休んで
会場へ向かってしまったようです。ポットちゃんが頭を抱えています。トマちゃんが燃料計を
見ると給油ランプが灯きっぱなしの状態です。いったいどうするのでしょうか?

★ウルトラと人類の歴史編その7★


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