★ウルトラと人類の歴史編その6★
○栄光のエンタープライズQ号
「そしてこの栄えあるクイズドーム勝ち抜き100名にまで達することができるとついに本選へと
進むことができます。500のブロックから集まっていますから1つのブロックから1人の人が
通過できる確率は20%。単純計算で行けば5回に1回しか自分のブロックから本選出場者が
登場しないわけです」
「本選出場者になったら人気者だもんね」
「そう。なんといっても顔が売れますから後々仕事をする上でとてもプラスになります。
ポットちゃんが通過してくれればなんちゃってチャイニーズのコスプレくらいいくらでもして
構わなくなるんですけれどねえ」
「あ〜あ〜去年はどーせ初っ端の1問目で負けましたよ」
「でもって本選の舞台は言わずと知れたこの銀河系全部となるわけです。惑星でやることも
あれば、巨大宇宙船内で、ということもあります。そして各チェックポイントを移動するのに
使用するのが、あの巨大宇宙船エンタープライズQ号になるわけです。ご存知の通り
エンタープライズQ号にはスタッフと予選通過者しか乗ることが許されていません。あの船に
乗れるということは並外れた運と知力の持ち主であることの証明でもあります」
「エンタープライズ〜!!」
ポットちゃんがボーっとエンタープライズを想像しているようです。31世紀のウルトラファンに
とって現代のニューヨークや自由の女神にも匹敵するもののようですね。
○名誉&フトコロ具合
「でもってこのエンタープライズQ号に乗って銀河を半年間に渡って駆け巡り、栄光の
チャンピオンを目指すわけです。相変わらず優勝賞品にはしっかりとオチがつきますが、
ベスト10以内にでも入ったりすればもうCM出演やら体験記の出版やら講演会やらで
そのあとの人生はもう経済的に困ることは一切なくなるという話ですね」
「何言ってんの! ウルトラはお金じゃないのよ!」
「でもこの前“優勝したらあれ買ってこれ買って・・・”って皮算用リストを作ってたじゃ
ありませんか」
「! ななななぜそれを!」
・・・どうやらポットちゃんも貰えるもんならばお金は欲しいようであります。
○チェックポイントは
「今年も相変わらずチェックポイントの内容と決勝地がどこかというのは内緒みたいですね。
放映を見てのお楽しみだそうです」
「去年のブラックホールのすぐ近くでやった“宇宙船アップダウンクイズ”をアタチも
ぜひやってみたいわ〜」
「いや私はあんなぶっそうなクイズやりたくないなあ・・・。第一あのとき罰ゲームが
ブラックホールの周辺宙域の掃除とか言って、敗者の乗った宇宙船を発進させておいて
ドッキリカメラでエンジントラブルを起こすなんて・・・ありゃ〜当事者にはシャレになりませんって」
いつの時代にも強盗ドッキリみたいな罰ゲームはあるものなのですね。今年のウルトラは
どんなクイズと罰ゲームが行われるのでしょうか?
★ウルトラと人類の歴史編その6★