★激闘第１次予選編その１★

○クイズドームへ行きたいかー！(第３章プロローグ)

「みんなー！　クイズドームへ行きたいかー！」

「おー!!!」「おー!!!」

「バツゲームは怖くないかー！」

「おー!!!」「おー!!!」

「どんなことがあっても絶対第１問勝ち残るぞー！」

「おー!!!」「おー!!!」

ポットちゃんもトマちゃんも、そして会場の他の挑戦者さん達もノリノリです。この光景ばかり
は番組が始まった20世紀の頃からちっともかわりません。

○優勝旗返還

「さあそれでは昨年度優勝者による優勝旗返還です！」

「いーいトマちゃん？　毎年トメトメさんは500ある会場のうちで、チャンピオンが出たところに
次の年に行って司会をするのよっ」

「なるほど。それを他の499の会場にオーロラビジョンを通して放映しているんですね〜」

初出場のトマちゃんに説明してあげているポットちゃん。オーロラビジョンでは昨年度優勝者
のトンガリ星出身のトンガリ族のトーンガ―リさんがオープンカーに乗ってグランドをゆっくりと
走っています。コンボイドームもチャンプの会場も拍手喝采です。

○第１問発表

優勝旗返還と、トメトメさんと昨年度優勝者トーンガーリさんの一通りのトークが終わった
あと、ついに今年の第１問が発表になりました。

「問題。この銀河において最大の大きさを誇るリバティ星の自由の女神、隣の惑星から
でも最接近時ならば視力2.0の生命体は視認することが可能である。マルかバツか？」

今年もやっぱり自由の女神問題です。ポットちゃんもトマちゃんも頭を悩ませています。

ちょっとご説明いたしますと、数百年前に現れた某大富豪がなんでも銀河ウルトラの
超大ファンだったそうで、銀河の各地の惑星に銀河ウルトラの象徴ともいえる自由の
女神を次々と建設したらしいのです。しかも本家本元の自由の女神よりもはるかに
大きいものばかり。

★激闘第１次予選編その１★