ウルトラクイズ復活委員会
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★第1章〜委員会設立編〜その3★

「ウルトラを安く製作するために空き部屋が必要なの。新しい入居者に安く貸して
やってちょ〜だい!」

すると大家さんは、

「ナリタン第二次予選前日にこんなオンボロアパートに挑戦者泊めるつもり? 第一ここと
ナリタン空港が一体どれだけ遠くだと思ってるんすか? それに一泊じゃあいくらも
経費節減にならないんじゃ・・・」

とぬかすわけよ。か〜っ、これだからまいっちゃうわ、先の読めない人って。とにかく安く
貸してくれりゃいいの! そうすりゃ近年中にウルトラを開催できるかもしれないの! 
と言ったら一部屋ごとに月5,000円まけてくれるって。つまり今家賃が月15,000円の
ところを10,000円にするって言うの(その値段って一体どんなアパートなんだ?)。

「5,000円引なんてケチケチせずにタダにしてよタダに〜。そんなケチだから彼女出来ないのよ〜」

と言ったらまたゲンコツをくれた。どうやら「彼女出来ない」の一言がクリティカルヒットした
らしい。だけど部屋代のほうはとりあえず5,000円だけどまけてくれるようなのでこれで
なんとかしてみようと思うの。さ〜ここからが勝負よー!


どうやら大家さんに値引きしてもらった部屋は挑戦者やスタッフを泊めるためのものでは
ないようです。それではこの空き部屋がどのように経費節約につながると言うのでしょうか?


○ドロンコ荘詳細

さてこのおバカな物語を進める前に現在の舞台となっているドロンコ荘についてちょっと
ご説明を。ウルトラの第一次予選が開催されるのがトキオ都にあるトキオドーム。
そのトキオ都の西隣に位置する都道府県がハットちゃんの住むヤマナチ県です。
その県庁所在地がトーフ市であり、そのトーフ市の西側の町外れに建っているのが
ドロンコ荘です。

ドロンコ荘は2階建てで、1階2階ともに5部屋ずつあります。1階は、101、102、
103号室と続いて縁起をかついで「4」を飛ばして105、106号室とあります。2階も
同じで201、202、203、205、206号室となります。ハットちゃんの住んでいるのが
大家さんの住む101号室の真上に位置する201号室。その他の8部屋は現在
空き部屋になっています。ハットちゃんはそこに目をつけたわけですね。さてこれから
この8部屋にどのような入居者が訪れるのでありましょうか?


○とりあえずお掃除

しばらく他の8部屋は入居者がいなかったようでホコリだらけなんだそうで、大家さんは
グースカ眠るハットちゃんをたたき起こしてお掃除を始めました。

ハットちゃんはこんなの大家の仕事なんだから何で私が駆り出されなきゃなんないの
かしら! とブツブツいいながら手伝っていた模様。この日のハットちゃんの日記は
相変わらず大家さんへのグチばっかりで芸がないので省略しますです。


○部屋の使い道

さて掃除が終わってそれなりに8部屋はキレイになりました。大家さんがハットちゃんに
入居者はいつ来るのか訊くと、今日の夜さっそく呼ぶとのこと。ウルトラの開催に
つながる人物って、誰を 呼ぶというのでしょうか?


○星に願いを

草木も眠る丑三つ時。こんな時間にドアをどんどんノックされて起こされた大家さんは
オバケかとたいへんビビッたようですが開けてみればハットちゃんでした。

「こんな時間になんすか? 明日にしようよ明日に〜」

とドアを閉めようとした大家さんをハットちゃんは引きとめます。

「いや1人じゃちょっとやばいかもしれないんで大家さん手伝ってよ」

とハットちゃん。ドロンコ荘の前で2人で何をやるのかと思ったらハットちゃんは・・・

「インターネットで物質転送装置をもっているっていう宇宙人さんを探してスカウトしたの。
それさえあればアメリカだろうが中国だろうがどこだってタダでいけるわ! 交通費が
いらないっちゅーわけ! う〜んナイスアイデア〜♪ で、その宇宙人さんが今住んでる
アメリカのマンションの家賃が高い高いってぼやいていたから安いアパートがあるよんって
ここを紹介してあげたってワケ。ここに来てくれればこっちは交通費がタダになるし
宇宙人さんは安いアパートに住める。ズバリ一石二鳥ってやつね。アタチってば
あったまい〜い♪ あっでもさあ万一やばい宇宙人さんでさらわれたりしたら怖いから
そのときは大家さんを身代わりに連れてってもらおうと思ってご足労願ったわけですよ〜。
うわっはっはっは〜」

夜中にたたき起こされてわけのわからん物質なんとか装置の説明を聞かされて
その上宇宙人への生贄にされると訊いた大家さん。怒るのもアホくさくなって
部屋に帰って寝ようとします。

「あっ! ちょっと大家さんどこ行くのよ。生贄代理は最後までいてもらわなくっちゃ!」

と引き止めるハットちゃん。

「んな宇宙人なんているわけないって〜。だれかにダマされたに決まってんじゃん。
ぼくはもう寝る! は〜な〜し〜て〜」

と引き止めるハットちゃんを振り払おうとする大家さん。その時でした。真夜中だと
いうのに空にまぶしく輝く物体が現れたのは!

★第1章〜委員会設立編〜その3★


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