○パパさんホームステイ

「ぐわわ！（といったわけでしばらくこちらへホームステイをさせていただきますので
どうぞよろしく！）」

「・・・よくわかんないけどまあどうぞごゆっくり」

カモカモちゃん達と一緒に階段を上っていくカモカモちゃんパパ。っていうかドロンコ荘の
ボロっちい階段が今にも落っこちそうにギシギシ言ってます。

「カモカモちゃんパパ、ボクより体重あるのかな・・・？」

○驚愕のニュース飛び込む

ギシギシギシギシ・・・

「・・・な〜んか物騒ね〜・・・」

カモカモちゃんパパが２階で移動するたびになんか揺れが起こっているオンボロな
ドロンコ荘。心配顔でハットちゃんはパソコンを使って情報収集中・・・。

「・・・・・・、ん？ ・・・！ なななんと！！！ これは大ニュースだわ！！ みんな！
緊急の委員会会合を開くわよー！！」

インターネットでなにやら重大な情報を見つけたらしきハットちゃん。みんなを呼びに
部屋を飛び出していきました。

○緊急の会合

パーン！ パパーン！ パパパーン！！

「キャッホ〜！ キャッホキャッホ〜！ うっほほ〜い！！」

クラッカーを鳴らしまくって喜ぶハットちゃん。

「ちょっとちょっと！ あとで誰が掃除すると思ってんの！？」

「もちろん大家さん！ キャッホ〜！！」

パパパ〜ン！！

クラッカー鳴らしまくりのハットちゃん。

「だから103号室で開くはずの会合をボクの部屋で・・・。ったく〜」

大家さんがクラッカーまみれになりながらプルプルしています。

「103号室のホワちゃんには衛星回線を使って映像を届けてるから大丈夫！」

「２つ隣の部屋に衛星回線使って届けるなっちゅ〜の・・・」

○で、なにがあったの？

「はい！ 大ニュースです！ ぷれぷれステーション２(ＰＰＳ２)でウルトラのソフトが
発売されるという情報が入りましたー！！」

部屋の中で踊るハットちゃん。それに較べてあんまり反応がよろしくない他の人たち。

「へ〜・・・ぷれぷれ２でねぇ・・・」

「な、なによなによ、みんな反応が悪いじゃないの！　何で喜ばないの！」

○その内容は？

「というか、どんな内容なのかな？　前に他のハードで発売されていたやつの焼き直しって
いうんじゃあんまり期待は・・・」

「他のハードって？」

「“ふぁみふぁみコーン”でしょ、“げいむぼーいん”でしょ、あと“ぷれぷれ”の初代機か。
あ、パソコン版もあったねぇ。げいむぼーいん版なんかはよく遊んだけれどね。でも
焼き直しだったらあんまり魅力がねぇ・・・」

割とよく他のハードではプレイしているらしき大家さん。さて今回のソフトの内容は？

★第８章〜PPS２ウルトラ前編〜その３★