ウルトラクイズ復活委員会 |
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★第6章〜面接に参戦編〜その7★
「いいね! すごくいいね! 今のご家族!」 面接ルームから退室したもののドアにペッタリ張り付いて聞き耳を立てているハットちゃん。 「うっしっしっしっし・・・」
そしてしばらくしてスタッフが出てきました。 「え〜皆様たいへんお疲れ様でございました。このあと30分の休憩ののち、予選へ どうやら最終的な出場家族のメンツをその30分で決定するようであります。 ハットちゃんはといえば、ずいぶんな好感触だったのでもうウキウキ状態です。 「ん〜終わった終わった! じゃ〜お弁当にしましょう!」 と大家さんに手を出します。 「ん? なにこの手は?」 「いやだからお弁当にしましょ!」 「ボクにお弁当代出せっちゅ〜の!?」 「そ〜じゃなくてアタチが朝作ってたお弁当出してちょ〜だいってこと!」 「・・・へ? ハットちゃんの弁当なんて作ってたの?」 「うん、作ってたの! ・・・ってちょっと待てー! アタチのお弁当持ってきてないの!?」 「ていうかそんなもんがあることさえ今まで全然・・・」 「なにやってるの! “お弁当持ってくる係”に任命したでしょ!!」 「だだだ、だ〜れがそんな係にいつなったっていうの?」
そして2人がケンカしているのをよそに面接ルームへとプロデューサー達が戻ろうとした 「ぐわぐわ〜ぐわ!」 「ん? あっ!」 「あっ! カモカモちゃん達じゃないの!」 窓を見るとカモカモちゃん達がなにやらくわえて持ってきているようです。 「ぐわぐわ、ぐわぐわ〜(ハットちゃん、お弁当忘れたでしょ、持ってきたよ〜)」 はるばるトーフ市からここまでお弁当をくわえて持ってきてくれたようです。 「な〜んていい子ちゃん達なんでしょ! ドロンコ荘に戻ったらポップコーンをご褒美に カモカモちゃん達をなでなでするハットちゃん。カモカモちゃん達もとってもごきげんです。
ドアを開けて面接ルームへと戻ろうとしていたプロデューサーがふと視線を横へ移すと・・・、 「う、うわわわわ!! わー!!」 なんかいきなり叫び声をあげて面接ルームの中へと飛び込んでいきました。 ★第6章〜面接に参戦編〜その7★ |