ウルトラクイズ復活委員会
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

第1章
       
第7章
        
第2章
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第8章
          10 11
第3章
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第9章
         
第4章
        
第10章
  
第5章
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第11章
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第6章           第12章  1 2 3 4 5 6 7 8


★第6章〜面接に参戦編〜その9★


〇かぎりなくグレーな・・・(第6章エピローグ)

「皆様お疲れ様でございました。気をつけてお帰りください・・・」

進行役のスタッフが終了の挨拶をすると、どの家族もぞろぞろと待合室から帰り始めました。

ですが、ハットちゃんはこのまますんなりと帰るわけにはいきません。プロデューサーが
出てくるのを見つけて問い詰めます。

「い、いや、大変申し訳ない。私としてもさっきまではハットちゃんご一家にぜひ予選へ
参加していただくつもりだったのですよ。しかしながら私は以前に・・・」

プロデューサーの顔が青ざめます。

「以前に!?」

「い、以前に・・・カモの集団に襲われたことがあってね・・・。それ以来、
大のカモ恐怖症になっちゃってね。だから申し訳ないのだけれどカモが友達って方とは・・・。
いやもちろん君のお友達が悪いとか、世の中のカモ全部が悪いとか、そんなことを
言うつもりはさらさらないんだけれど、こればっかりは本能的に怖いというかでだね・・・」

ブルブル震えながら説明してくれたプロデューサー。ハットちゃんはというと自分が
思いっきりミスったことを悟って放心状態です。

「そ、そうですか。それじゃあ次の機会に・・・」

と大家さんが言って放心状態のハットちゃんをコレちゃんと2人で引きづりながら
連れて行きます。

「こ、コレちゃん、カモカモちゃん達が襲った張本カモ(張本人のことか?)だと
バレないうちに早く帰ろう・・・」

「そそそ、そうしましょう・・・」

見送るスタッフ達を尻目ににょっテレ会議室およびにょっテレを後にする
ハットちゃん達一行でありました。

数日後。カモカモちゃん達に命令したのは自分なわけで、プロジェクトNなんちゅ〜
アホなことやんなきゃよかった・・・と、ご褒美のポップコーンをもらいにきたカモカモちゃん達に
も気付かずにドロンコ荘の自分の部屋で頭を抱えて後悔するハットちゃんなので
ありました。

そんなところで第6章はおしまい。第7章へと続きます。

★第6章〜面接に参戦編〜その9★


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